日時:2023年7月2日(日)
天候:晴れ
場所:錫杖岳前衛フェース左方カンテ
参加者:M尾、K林、N澤
天気:晴れ
行程:アプローチ2時間→登攀5時間→懸垂下降~駐車場5時間
前日までの大雨が危ぶまれたが、夜半から雨は止み、当日朝は快晴となった。
私のみ錫杖は初めてで、新穂高ロープウェイから見たあの錫杖に登れるということでとても楽しみだった。
アプローチは予想以上に長い。しかも2か所渡渉箇所があり水量が多いために靴を脱いで渡ることに。
途中から前衛フェースの全景が見える。むっちゃかっこいい!
駐車場から2時間ほどで左方カンテの取り付きへ。すでに汗だく。
日の当たるところはほぼ乾いている様子。でも、カンテ沿いや日の当たるところでも水の通り道は濡れている。大丈夫か?ま、今回3人ということで私はオールフォローなので少し気が楽。
準備をして1ピッチ目スタート(M尾さんリード)
ルンゼの左側のフェースを登る。ここは落ち着いて登れば問題なし。
2ピッチ目もルンゼ(K先生リード)
ルンゼを登っていく。途中、右側の壁に水が流れてシャワーのように降り注ぐ箇所あり。
3ピッチ(M尾さんリード)
スラブ状のフェース。このあたりから視界が開けて景色がよくなる。一部濡れている箇所もありヒヤッとする。
4ピッチはバンド歩きで5ピッチ目はチムニー(K先生リード)
出だしは濡れ濡れ。
6ピッチは最初フェースでその後カンテ状を登る(M尾さんリード)
最初のフェースは濡れている箇所があって気持ち悪い。そのあとカンテを登る。ぐっと視界が開けて高度感抜群。
出だしのかぶった凹角が難しい。フォローだがA0しないとクリアできなかった。残念。
そのあとの大チムニーは体がすっぽり入るチムニーで、奥のほうは水が流れていてなんとなく生臭い。竜神様のねぐらか。後ろの壁に足や手を突きながら進むと登りやすかった。
8ピッチ~9ピッチは簡単なスラブ。
登りきると、槍穂高連峰がすっきりと見渡せるご褒美が。
まずトラブルもなく3人で5時間で登攀できてよかった。このあと、前衛フェースの頂上まで登ってみた。本峰の全景と、最終ピッチ終了点からは見えなったえぼし岩も見えて、大パノラマを堪能できた。
アプローチも登りごたえがありほんとに楽しい山でした。
懸垂の最終。長くて爽快。(上から)