日時:2023年6月18日(日)
天候:曇り
場所:神童子谷(吉野郡天川村)
参加者:N澤、会員外3名
行程:神童子谷林道入口→へっついさん→赤鍋滝→鎌滝→(同じルートを戻る)
元会員で「沢仙人」と呼ばれていたMさんのお誘いで、吉野川支流の神童子谷へ。
前日夜にMさん友人2人と現地集合し、車中泊して翌朝スタートという行程となった。
この3人はほぼ沢しかやらない「沢ヤ」さんらしく、しかもあまり水から出ないスタイルで進むのが好きとのこと。
翌朝、前日が蒸し暑かったのと打って変わり、陸上でも肌寒いような曇り空。袖なしのウエットスーツに山シャツでいけるだろうと思っていたのだが、これではちょと寒そう。様子を見ていたMさん友人が、「これ着てください」と、中厚のインナーを貸してくれた。さすが、沢ヤさん。ありがたい。
40分ほど林道歩きをして入渓する。やはり想像以上の水の冷たさ。こちらは冷たさに悲鳴を上げそうになっているのに、Mさんは腰のあたりまで水があるところに進み、いきなり頭から突っ込んで仰向けに浮かび上がっては「がはははは!」と喜んでいる。さすが仙人。
こちらはあまりの寒さにおののいて、さらにカッパを着込むことにした。
実は昨年もここに来ているのだが、昨年同様ここの水はとてもきれい。しかも冷たくて水量も多い。もう少し気温が高くて晴れてたらなあと思うが、急流の中をずぶりずぶりと進んでいくのは、沢登り独特の感覚でやはり楽しい。
しかし、いかんせん、今回はまだ、気温も水温も低すぎた。しばらく進むと、だんだん震えが出てきた。
そんな様子を見たM氏の友人は、ザックからポットを出し、お湯を少し薄めて、ウエットスーツの中に流し込んでくれた。はー、生き返るー。ありがとさんです。
さて、折り返し点の鎌滝に到着。私はもう腹満腹というか寒くてもう浸かりたくなかったのだが、ほかの3人は滝の上を目指してぬるぬるの壁をよじ登っている。そして、途中であきらめて奇声を上げながら窯に落ちては、また壁に張り付いて登りだすというのを繰り返していた。
それを見ているとこちらもチャレンジしたくなって、壁にとりつく。もう少しというところまでいったが、不意落ちして、下部の岩に尻を強打して、水中で悶絶した。
うむむ、沢ヤさんは落ちるのも上手なんやなということを実感した。