20240127木曽駒ヶ岳千畳敷雪上訓練

日時:2024年1月27日

場所:木曽駒ヶ岳千畳敷

参加者:M戸 S谷 S藤(記録)

天候などで中止となっていた雪上訓練が有り難い事に再々計画されたので参加させていただきました。雪上訓練は3年程前に一度受けた事は有りますが3年も経つと記憶も怪しく雪山を登る上で必要な知識、技術ですし良い機会に恵まれました。

木曽駒ヶ岳は初めてだったのですがバス、ロープウェイのチケットの販売に行列が出来るそうで6時前にはバス乗り場駐車場に到着しバス乗り場にリュックを並べました。日が登った7時頃にはバス停をはみ出し列が延びておりM戸さんの早出判断は正解でした。

天候が悪化した時の事を考えて雪上訓練は千畳敷周辺でとの事でしたが、外に出ると素晴らしい晴天!ほぼ無風と雪上訓練で無ければ稜線に上がりたくなるような天気です。

雪上訓練はまずアイゼン、ピッケルの各部名称、役割等を学び、その後斜度によってどういったピッケル、アイゼンの使い方をすれば良いのか実践しました。迂闊にも滑落した時の為に滑落停止訓練も行いましたが速度が出ると中々止まるないようで滑らない技術を身に付けるのが重要だと感じました。

次に練習したのは雪を利用した支点構築、ビレイです。雪の状況に応じてピッケル、スノーバー、スノープレートを使った支点構築。ピッケルを使ったカラビナアックスビレイの練習を行いました。

ピッケルを使った支点構築

カラビナアックスビレイ

最後に雪崩対策についてです。雪崩による死亡原因、埋没時間と生存率を学びセルフレスキューとして何が出来るかという事で雪山三種の神器と言われるプローブ、シャベル、ビーコンの扱い方と学びシミュレーションを行いましたが、実際雪に埋まると5分程でも雪の重さや息苦しさを感じ早期発見の重要さが良く理解できました。

自ら墓穴を掘り

埋められる

終日好天で良い雪上訓練を受けられましたが、忘れない為にもたまには資料を読み返して来年も雪上訓練に参加出来ればと思います。

One comment to “20240127木曽駒ヶ岳千畳敷雪上訓練”
  1. 雪上訓練は繰り返し、様々な会場や講師から受け、応用力を身に付けて行かれると良いと思います。山岳連盟など公的な講習会や指導者を目指す講習もありますので、今後も宜しくお願いします。

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