日付:2022年10月29日(土)~30日(日)
場所:立山 黒部 下ノ廊下
参加者:下り隊=M戸(CL)、M尾、O野(記)
※別行動で、上り隊=K林(CL)、F谷、I口、阿曽原温泉小屋合流しテント泊
10/28(金) 21:00 米原市近江市民自治センター集合し、上り隊と下り隊に分かれて車2台で出発
下り隊は、扇沢駐車場着後テントにて仮眠
【1日目、10/29(土)】
扇沢駅7:30始発→(電気バス)→黒部ダム→十字峡12:30→仙人狭ダム14:24→阿曾原温泉小屋着15:30
【2日目、10/30(日)】
・起床4:30 → 7:00 登山開始 → 12:00欅平着 登山終了
12:28欅平発→13;46宇奈月温泉(足湯あり)
宇奈月温泉「湯めどころ宇奈月」 → 米原市近江市民自治センター 22:30上り隊と合流後解散
山登り、ではなく、下り隊は2日間かけて600m下りました。
黒部ダムから歩き出し、最初は手が届くほどの水面で、黒部川にかかる橋からスタート。
人はとても多く、列をなして歩く。
最初は黒部川を見ながら、道幅もある道を歩く。この頃はまだ川の音も気にならず、紅葉と青空を眺めながらすたすた歩く。
テントや食料は大半を上り隊が担いでくれている(ありがとう!!!)のに加え、山登りでなく山下り。
多少のUpDownはあるものの、ほぼほぼ水平(に感じられる)登山道を進むにつれて黒部川がどんどん遠くなり高度感抜群が増すルートですが、この辺りは道幅も広く、紅葉のハイキングを楽しむ感じで歩ける。
写真左岸、下の方に水平に走っているのが登山道
雪渓を抜ける
ドーム状に残った雪渓のトンネルを抜ける。距離にして5~6mくらいかな。これ、いつかのタイミングでは崩れるんだろうなと思うと自然に早足に。
自分が歩いているときより、人が歩いているのを見ると、より高度感を感じる。
木製の梯子が組んであり、ここをどんどん上る。梯子を作ってくれた人に感謝!ですが、下ノ廊下の怖いと思うNo1がこの梯子。
写真で見るとさわやかな青空と紅葉に見えるけど、下を見下ろすと、はるか下に黒部川が…。緊張感が増すから、怖くて下を見られない。
あっちこっちに雪渓が見える。これは通った道を振り返ったところ。通ってるときにはこんな感じの道だとは気づかない。
登山道と黒部川の高低差は大きい所も小さいところもありながらどんどん進む。
水の色がとてもきれい。瀑声というか、滝ではないけど、川の流れの音がものすごく大きく、川に面したところでは、普通の会話は聞き取れないほどの音が常に耳に入る。
川の流れも紅葉も岩も、そして目先の登山道ももあり、眺めるところがあちこちありとても歩きやすい道。場所によっては番線やロープが設置してあり、手を添えて歩くこともでき安心感も持てる。
十字峡
黒部川に劔沢と棒小屋沢が流れ込んで、水の流れが複雑?になってるところ。水が冷たそう。
東谷吊橋
長いつり橋。ここを抜けると車の通れる広い整備された道になる。
仙人狭ダム
美しい色の水を眺めながら、ダムの上を渡り、ダムの管理所の中へ入る。管理所の中はむお~んとした、湿度のある熱気(ゆげ?)が立ち込めている。
阿曽原温泉小屋
既にテン場は人でいっぱい。先に着いた上り隊がかろうじて場所を確保してくれていた。なんてったって巨大8テン。上り隊の皆さま、重ね重ねありがとうございます!
どのテントも張り綱は申し訳程度で、お互い譲り合って張るが、どんどん場所はなくなり、テン場から10分ほど下る露天風呂への道の途中にも数テン貼られている。
入浴時間は男女で1時間交代。晩ご飯前に2回、食後に1回と計3回入り、山だけでなく温泉も堪能。
温泉は、照明もなく真っ暗なので、星空がきれいに見えました。
晩ご飯はキムチ鍋。
食料担当はM尾さん、とっても美味しい。
夜のテン場
【2日目】
4時半起床し、上り隊と一緒に朝ご飯を終え、上り隊を見送る。下り隊はあと5時間ほど歩くと欅平のため、のんびり準備。ここから先はテントや鍋やガスを持って下る。パッキングをし直して、7時前には出発。
コの字型にくり抜かれた登山道。壁際に番線が見える。
そしてこの道を離れてみるとこんな感じ。黒部川まで結構な高低差あり。
欅平手前で、一気に250mほど下る、とすると、これまでは、2日かけて350mほど下っただけ。まさに水平道。
12時に欅平に着き、時刻表を見ると次の電車に空席もあったため、急いでチケットを買う。窓もないオープン車両のため、しっかり着込んで乗り込む。
宇奈月温泉駅に降り立ち、上り隊は行程も長いので、下り隊は急いで帰らなくてもよさそうなため、宇奈月温泉も楽しんで帰途に着く。
お天気に恵まれて青空と紅葉、迫力ある岩と水の音に囲まれて、山に浸った2日間でした。
ありがとうございました!