日時:2020年12月12日(土)日帰り
場所:御嶽山(小坂登山口~摩利支天山)※火口から概ね半径1kmは立入禁止
参加者(敬称略):M戸CL、O野、W(記)
行動記録:
6:47御嶽小坂登山口→7:49湯の花峠→8:23のぞき岩→10:02五の池小屋(小休止)→10:38飛騨頂上→10:52摩利支天乗越→11:32摩利支天乗越展望台→11:38摩利支天山→12:43摩利支天乗越展望台→12:47摩利支天乗越→13:02五の池小屋→14:55のぞき岩→15:25湯の花峠→16:20御嶽小坂登山口
感想:
もともと、西穂高岳でテント泊雪訓が予定されていたが、生憎の悪天候予報で日帰りの雪訓に変更となった。
これによって、参加できることになったW。急な山行予定にわくわくしながらパッキングを済ませるも前日の仕事は休めず、睡眠時間約2時間で集合場所に行くことになってしまった。
1年前は、そんなこともへっちゃらだった。でも、もうそんなこともできないと痛感する羽目になるのである。
「ガスVSガス ~負けられない闘いがここにある~」この話は、また直接聞いてください。
ここまで書いておいて、すみません。
本題に入ります。
今回計画変更で、行先は御嶽山に。
独立峰で積雪に期待できる!という点とO野さんが前に雪訓で行ったことがあるという思い出話から決まった。
御嶽山と言えば、2014年に起きた戦後最悪の火山災害の影響で今でも立ち入り禁止区域がある。私たちは、小坂登山口から摩利支天山をピストンするコースで行った。
当日の天候は、冬型の気圧配置が強まり、西からの風がやや強め。霧に包まれ、午後からはにわか雪の予報であった。
とにかく、眺望よりも雪訓。雪があり、訓練ができればいい。
そう思いながら、いいペースであがっていく。
スタート時からのほどほどな積雪に心が躍る。
3人して「このまま雪が増えていくんだろうな♡ワクワク♡」と期待していた。
しかし、その淡い期待はことごとく打ち砕かれる羽目になる。
進めば進むほど全然雪が増えない、ミステリー。
雪は何処、、、、?
それどころか、五の池小屋につくと、爆風で猛烈に寒さを感じ危険さを感じたため、緊急時の小屋に入る。
軽く食べて、ミーティングが行われた。
議題は、「思った以上に雪がない」件について。
3人の思いは決まっていた。
結論は、今日はもう雪訓を諦めて下山したら、ビーコン探し大会しよう。
そして、眺望期待ゼロだけど本日の頂上は行こう。
身支度を整え、頂上目指して出発。
雪と岩ミックスな箇所もほぼ岩。
「アイゼン外すわ!」とO野さん。
それでも3人とぼとぼ、歩みを止めず歩いていたら、、、、
急に目の前が明るくなって、青空が!!!!
爆風でガスが飛び、目の前に美しく雄大な本峰が現れた!
「すごい!!!!!」
ここから、怒涛の写真撮影が始まる。(午前中はほぼ写真なし。)
摩利支天につくと、風はなく日差しもぽかぽかと暖かいので一気に生き返る。
経験の引き出しからくる大先輩2人の余裕がなんとも素敵で。
ふと、三の池方面をみると、大きな噴石がごろごろとしていて、そのままな感じが生々しく感じられた。
ゆっくりした後は、さくさくと下山していく。
五の池小屋まで戻り、「やはり折角来たから簡単にでも雪訓しよう!」と急いで準備し、少しだけ雪のあったところで、ビーコンの使い方、ゾンデ棒の使い方、スタンディングアックスビレイの仕方を教えていただいた。(急ぎ足だったため、写真を撮る余裕なし)
長い長い下り(核心は斜めだったり凍結してる木道)を進み、駐車場に戻ったら雪が降ってきた。
そしてまた、長い長いグネグネの林道を抜けるころには、すっかりグロッキーに仕上がり下呂温泉でリフレッシュ&復活を遂げて帰路へ!温泉最高!
“ゲロゲロバター”ってネーミングセンス気になりすぎる。
「行先を決めるのが核心よね。っていつもO山田さんと行く時話すのよ。」とO野さん。
ほんとに、そうだなぁ。深いなぁ。としみじみ思ったWです。
追記:下りあたりから猛烈にラーメンの汁が飲みたくなって、「ラーメンの汁飲みたい」とずーっと言い続けていたら翌日O野さんがめちゃくちゃおいしそうなラーメンを作って写真を送ってくださりました♪今度、山で作ってください。まってます♡(ぺこり)