日時 : 2020年12月5日(土) 8:30〜16:15
場所 : 金毘羅山 Y懸尾根、北尾根
参加者(敬称略):M戸CL、O野、W(記)
目的 :厳冬期に向けたアイゼン歩荷トレーニング
AM7:00 近江八幡総合運動公園に集合し、M戸さんの車に乗り合わせて京都の金毘羅山へ。
駐車場に到着後、すぐに準備をしてY懸の取り付きへ。
この日は、無風&晴天の抜群な天候のためか、来ていたパーティーも3、4組ほど。
(そうやんなぁ、天気いいもんなぁ、こんな日はこんな所わざわざこんよなぁ)
(なんかちょっとかなしくなるよなぁ)
(でも、これしとかないと気持ち悪いしなぁ)
と、3人でぼやきながらそれぞれに持ってきた15~20kgほどのザックをおろした。
今シーズン初のアイゼントレをする、O野さんとWのリクエストでまずは歩荷をせずに一往復することに。
「あ~、こんなかんじやったなぁ~」とにこにこしながらつぶやくO野さんとは反対に「あ~、こんなかんじでしたね。」とげっそりするW。まだ、1P目でこの調子、、、先が思いやられる。
着々と登りつめ、開始1時間で折り返しポイントへ。
「ここでふりかえってみ?」とM戸氏
ひとしきり頑張って登った後に見れる景色は、どんなに疲れていても笑顔にしてくれる。
その後、少しだけマルチの終了点での支点構築とリードのビレイの仕方を練習して、取り付きまで戻る。
2往復目は、いよいよ重たい荷物をもってトライ。
「どれだけ担ぐかは、それぞれに任せるよ~」とにこにこM戸氏。
いつもなら鬼のように厳しいM戸氏がなぜか今日は、鬼のように優しい。なにかが変だ。
これまでは、「最低15kgは担いでほしい。」とか「ザックに石いれるよ!」とか、いろいろ注文が入るのに、、、
そう、この日のM戸氏は何を隠そう疲れていたのだ。
連日のクライミング三昧で、1往復目の序盤から「あ~しんどいな~」と思っていたらしい。
それを聞いてちょっと安心する私たち。
それぞれ、無理ないところで調整し「水はどこでも捨てられる!」を合言葉に出発した。
重たい荷物のせいでさらにごまかしの効かないアイゼンワーク。
さらに、後ろに引っ張られる感覚にスピードはゆっくりめ。でも、確実に進む。
「ふとした時に、あ~なんでこんなことしてるんやろ。ってならへん?」とO野さん。
(ちょうど今、それ思ってたところです!!!!!!)激しく共感。
折り返しポイントに来て、3人の意見は「このままちょっと下って北尾根に行こう!」で一致。
途中、MとKの岩場でクライミングしている人たちを見てから北尾根取り付きへ。
Wは、はじめましての北尾根。わくわくしながらロープを準備しM戸さんが登っていく。
だらだら登るY懸と違って、岩が立ってる北尾根は新鮮。
この写真の謎がわかった人は、われわれ3人のだれかまでお知らせください。
ちょうどいい疲れ具合で終了し、下山へ。
このトレーニングの最後には、必ず訪れる3つの約束された天国が待ち受けている。
一つ目は、「アイゼンを外せること」
二つ目は、「神社前のトイレに行けること」
三つ目は、「雪山に自信をもっていけること」です。
いま、この記事を読んでる人はなんのことかさっぱりかと思います。
気になった人は、また次回春山に向けてのアイゼントレで体験してください。
さあ、いよいよ冬山シーズンインです!楽しみですね。わくわくしますね。