231014-15テント泊ハイキング「北岳~間ノ岳」

日付:2023年10月14日(土)~15日(日)

参加者:N澤(記録)、会員外1名

天気:初日晴れ、2日目雪→雨

前夜に芦安駐車場で車中泊し、翌朝、乗り合いタクシーで広河原登山口へ。

この日は天気も良く、ひんやりとして絶好のハイキング日和。

しばらくは樹林帯歩きで、なかなかの急登が続く。木製の階段が何個所も設置されており良く整備されている印象。しかし、この階段歩きと急登が後々響いてくることに…。

3~4合目あたりは紅葉が始まっていた。

白根御池に2時間ほどで到着。ここは山小屋とテント場もあり、ここからクライミングギアを装着してスタートするグループもいた。

さらに登っていくと、樹林帯を抜けて展望が開けてきた。

上に見えていた鳳凰三山や甲斐駒、仙丈ケ岳の山頂が、徐々に同じぐらいの高さに、そして、目下に見えてくるようになると、だいぶ高度を稼いだなとうれしくなってくる。

とうとう富士山も見えてきた。富士山はどこから見てもやっぱりかっこいい。

5時間弱で肩の小屋に到着。山頂まではあと30分ほど。体力的には問題なかったが、だいぶ足に疲労が溜まってきてるなと思った矢先、太ももがつり始め、両足とも棒のように固まってしまった。その場に座り込んで痛みに悶絶していると、たまたまそこで休憩していた方が症状を聞いて、「これ、どうぞ!」と、さっと芍薬甘草湯の薬を出してくださった。

それを飲んでしばらくすると徐々に回復してきた。ほんとに助かりました。感謝!

その後、先に進んでいた甥っ子が様子を見に下りてきてくれて状況を話すと、私のザックを山頂近くまで担いでくれた。持つべきものは甥っ子。

北岳山頂に到着し、絶景を堪能したあと北岳山荘へ(1時半着)。テント場は正面に富士山が見える絶好のロケーション。テントを張り終え、太もももほぼ回復したので、サブザックを担いで(甥っ子が)、間ノ岳へ向かうことに。

テント場の先には富士山が。

これがまたなかなか遠い。あそこが山頂だろうと思って進んでいたら別の山だったりで(白根中岳ともう一つ名もない山があった)、うんざりしたが2時間ほどで間ノ岳に到着。

ここでは一人先客がおられて、なんとこの間ノ岳登頂で、100名山を完登とのこと。

年齢を聞くのを忘れたがたぶん70代の方で、10代の頃から登り始めてようやく達成できたとのこと。こちらも感動した。あやかりたい。

日本第2、第3の高さの山から、第1の富士を眺められたのはうれしかった。

テント場に戻ったのが4時半。夕飯に温かいうどんを食べた後はほっこりしてしまい、そのまま朝まで寝てしまった。

ちくわ&山菜&天ぷらうどん。5分ほどでできたw

さて、夜半、強風で何度も目が覚めたのだが、風の止んだ時にしゃかしゃか音がするなあと思っていたら、なんと朝は真っ白だった。前日の好天とえらい違い。強風と湿った雪の中、テントを撤収して早々に帰路につく。こうなれば、12時のバスに間に合うように下りてしまいたい。

びちょびちょの雪でテント撤収時の手の冷たかったこと。。

帰りは、北岳バットレスを見たかったので、八本歯のコルから左股ルートで下りる。残念ながらガスでバットレスはよく見えなかった。しかし、来シーズンはぜひとも登りにきたい!

バットレス?

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