20230916 藤内壁中尾根 – 八日市山の会ブログ

日時:2023年9月16日（土）
場所:御在所岳藤内壁中尾根
天候:晴れのち曇り時々晴れ
参加者:M尾、M戸(記)
目的:マルチピッチのクラッククライミングを楽しむ

行動記録:裏道登山口 6:35頃 → 中尾根P4取付 8:30着 → 中尾根P4/P3登攀 → ツルムのコル 11:15頃着 → 中尾根P2登攀 → 懸垂下降 → P1登攀も途中撤退 → 懸垂下降→ ツルムのコル 14:20着 → P4からモンキーバックへ懸垂下降 → 中尾根バットレスと一の壁経由 → 裏道登山口16時35頃下山

以前よりM尾さんから中尾根へ連れて行って欲しいと要望あったものの、天候と日が合わずなかなか実現できなかったがやっと行くことができた。前日は雨降っていなくて天候も曇時々晴れとまずまず。今回、私は中尾根4回目の登攀。
最後に登ったのが2年前で取付までがうろ覚え。以前にH藤さん達と行った時もおおいに迷ったが、今回もピンクテープ頼りに(というか騙されて)迷いに迷ってヤブコギや急登にはまって、登山口から2時間もかかってP4取付へ。(30分以上もロス)
P4の1ピッチ目はM戸リードでスタートはしたものの、クラック内部が濡れていて、岩が濡れている？？マジか！且つ取付までのヤブコギで結構体力消耗していてクライミング力低下していて途中進めなくなる。M尾さんに交代してもらって進んでもらう。2ピッチ目は、つるべでM戸リードしP4終了点でピッチ切る。(P4は1ピッチでも登攀可能)P4終了点からP3取付までは、コンティニュアス(サイマルクライミング)に切り替えて進む。

P3でもクラックの岩濡れにモチベーションを落としたM戸は、P3もM尾さんにリードを任せて前進。M尾さん、喜んでリードしていました。ここはピッチ切らずに終了点へ。ここからツルムのコルへ懸垂下降。ここで小休止し行動食を食べる。
P2については、3ルートあるが、どれもグレード厳しいので最低限の荷物量にして残りはツルムのコルにデポして登攀開始。P2もM尾さんにリード登攀してもらうのでルート選択してもらい、左のマッドモイスト(5.10b)のルートで進むことで決定。しかし、岩場崩壊でリルートされてグレードが変わっているぽいことと、ここも下部は岩濡れかなり酷くまともに登れる状態ではない。M尾さんでも核心部では、岩濡れでホールドがまともに持てないのでA0で進まざるを得ず前進。そこから上のスラブな場所は優しく問題なく1ピッチ目を切る。2ピッチ目は、M戸登攀。上の方はマシなものの岩濡れが所々にあり、途中持ちにくい所に岩濡れがあったところで、手が滑ってM戸が滑落する。中間支点を取ってあったのとM尾さんのビレイのお陰で怪我することなく止まったのがよかった。そこで一旦ピッチを切って、M尾さんに前進してP2終了点へ。P2の2ピッチ目グレードはⅤ級。M尾さんから「調子悪いですね」と一言。確かにそう思った。

M尾さんから、時間はまだあるのでP1(Ⅴ+級)登攀しましょうと提案はあったが、M戸はやっぱり調子今ひとつなのでM尾さんリードならいいよということでP1取付へ。M尾さんは登攀し始めたものの、P4〜P2よりも更に岩濡れが激しく、カムの支点構築もシビアで3mぐらい登攀したところで断念し撤退。カム等残置せずに安全に撤退できたのでホット一息。
ツルムのコルへ懸垂下降し、ツルムのコルからP4終了点へピッチクライミングとコンティニュアスで移動し、そこからモンキーバック方向へ再度懸垂下降して下山した。

下山中に確認したが、中尾根バットレス横から入っていけば、P4取付までスムーズなアプローチで行けた(>_<)
以前、KO-WALLのアウトドアクライミング講習でも2回程連れて行ってもらった時は確かこのアプローチだった。今回うろ覚えではなくKO-WALLへ事前にアプローチを確認しておけばよかったと反省(^_^;

次は岩濡れしていないときにリードを楽しみたいなと思いました(笑)
また来年ですね。