2025/09/21 千石岩スポートクライミング

  • 天気 (雨のち)晴れ
  • 参加者 M戸さん、S根さん、O田さん、F田(記)
  • 課題 ノーマルルート5.7 リード (終了点構築練習に利用)、オダハング5.10c トップロープ

 報告が大分遅くなりまして申し訳ございません。

 少し遅くなるとダメですね・・・ずるずる引き延ばし気が付けば年越ししてしまいました。

 では気を取り直して活動報告を。この日の千石岩は前日深夜に雨が降っており、到着時点ではまだ岩が湿っている状態でした。昼間で待てば乾くのではとのことで、活動前半は終了点構築と回収の講義を設けていただくことに。講師はM戸さんとS根さん、生徒はO田さんとF田。実は直前に「そろそろ終了点つくれるようにならなきゃなあ・・・」とぼやいていたF田。実地で教わる機会ができたのは個人的に「ナイスタイミング!」でした。教わった内容は下記の通り。

【教わった終了点構築&回収】

① ルートのゴール地点に鎖とカラビナが残置されている場合(ロープを通す金具が開閉できる場合)

② ルートのゴール地点に鎖とリングが残置されている場合(ロープを通す金具が開閉できない場合)

〈構築時の手順〉

1. パスをハンガー、または鎖にかけセルフをつける。

2. クアッド等の終了点セットを、岩場に留められてあるハンガーに接続する。

3. セットした終了点のカラビナにロープを通す。

4. セルフ(パス)を外す。

〈回収時の手順〉

1. 終了点のカラビナにロープを通す。

2. パスをハンガー、または鎖にかけセルフをつける。

3. 終了点のカラビナに通っているロープを残置のカラビナorリングに通す。(※①②で手法が異なる。)

4. 終了点のカラビナからロープを外し、終了点セットを回収する。

5. セルフ(パス)を外す。

〈回収時の①と②の違い〉

クライマーのロープは、一方はビレイヤーが持ち、もう一方はクライマーのハーネスに結び付けられている状態となっている。カラビナ(①)だと、両端が固定されているロープでもゲートを開閉させて通すことが可能だが、リング(②)だとクライマー側のロープを解いて先端から通す必要がある。

↑ 終了点構築の手順を確認中の講師2名

↑ 終了点構築&回収を練習中

 何度か地上で練習をしている内に岩場が乾いたため、ノーマルルートを登ることに。トップロープで登り方を確認したら、いざ終了点構築&回収の実践です。ノーマルルートでは残置物にカラビナがあるため、手順は上記の②になります。練習の場では自分がセットした終了点を回収するまでを一連とした方が良いとのことで、1人あたり2回連続でリードを登るという、たっぷりな時間を使って練習させていただきました。

↑ ノーマルルートにて、岩場の上から講師に手順確認をしてもらいつつ終了点構築&回収を実践中

↑ ノーマルルートに構築した終了点

 実践してみて分かったのが、終了点の作業を行っている間、ハンガーに複数の金具が折り重なる状態となり意外と手間取るということ。例えば構築時には、ハンガーには下から残置の鎖→パスのカラビナ→終了点セットのカラビナの順で掛かっており、終了点に体重を預けた後にパスを回収しようとすると、上に乗ったカラビナの重みでパスのカラビナを上手く取り外しできない。反対に回収時は、下から残置の鎖→終了点セットのカラビナ→パスのカラビナの順で重なっており、これまたパスへ体重を預けた後に終了点セットを回収しようとして「上から負荷が掛かってカラビナが抜けない!」となる。この解決方法としてはパスのカラビナをハンガーではなく鎖に掛けることがまずは思い付きますが、ひょっとして大切なのは、作業がスムーズでない時に焦らないことなのかもなあ、と個人的に思ったりも致します。高所で作業に手間取ると、何か間違っているのではと心理的になかなか追い詰められてくるので、手法が合っているかを冷静に確認し判断できるだけの事前知識と客観性を、繰り返し練習して身に付ける必要があるのかもしれないと感じた次第です。

 上述のことだけでなく他にも・・・例えば残置の鎖の上に乗せる状態で終了点セットを構築して良いか否か、カラビナの角度と負荷の掛かる位置を確認した上で判断するなど、多様な視点でセット方法を決める必要があるようです。

 一通りの講習が終わった後は、オダハングにトップロープで挑戦。苦戦したのは矢張り、核心であるハング部の乗り越えです。乗り越えるための一手目の足の置き場、ハング部に手が届いた後の足の置き場、その後に体を持ち上げられるまでの体力・・・課題は多いですが、駄目だと思っていた足の置き場を他のメンバーの登りを見て良いと分かったりと勉強になりました。

↑ オダハングの核心

 少ないメンバーだったこともあり1人に掛けられる時間が多く、ギア設置の勉強とクライミング練習と、充実した1日を過ごすことができました。終了点の構築や回収方法については、随時既存方法の検討と更新がされているとのことで、その考え方の一端に触れたようでクライミングを続ける上で良い機会になりました。一歩間違えれば事故死に繋がる界隈なので、緊張感を持って、今後も精進できるよう心掛けたいと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です