20221119 クライミングレスキュー技術練習会

日時:2022年11月19日(土) 9:30〜16:45
天候:晴れ時々曇
場所:比良げんき村 人工登攀壁(滋賀県大津市)
参加者:N澤、I口、S、M戸(報告者)

<概要>
今年の6月に開催したKO-WALL 奥村講師からのクライミングレスキュー技術講習会の内容について、会メンバー同士で教え合って復習する事を目的として、人工登攀壁を貸し切っての練習会を行った。当初はもう少し参加人数は多かったが、直前に都合付かなくなったメンバーが複数発生し、結果的には4人での開催となった。
当日は、一日中ロープワークだけだとモチベーションを保てないということで(笑)午前中は、可動壁を軽く4~5本トップロープで登攀し、午後からレスキュー技術の練習を行うこととした。レスキュー技術の内容は、パーツの技術は一定習得しているメンバーだったので、応用技術の初級編として「ビレイヤー脱出」と「懸垂下降の登り返し」を中心に練習を行うこととした。

<実施状況>

可動壁へロープをセットするI口さんとM戸
屋上からのびわ湖の眺めが素晴らしい(笑)

可動壁の左側を登攀するSさんとビレイするI口さん

可動壁の右側を登攀するN澤さんとビレイするM戸

クライマーが登攀中に落下・気絶し、木に引っかかり下ろせないことを想定したビレイヤー脱出の練習
落下したクライマー役:I口さん、ビレイヤー:Sさん

同じ想定で。電源ボックスの柱を支点構築して脱出
落下したクライマー役:I口さん、ビレイヤー:M戸

同じ想定で、支点の場所を変えて練習
落下したクライマー役:Sさん、ビレイヤー:N澤さん

懸垂下降の登り返し練習
左からN澤さん、I口さん、Sさん

貸し切り時間終了間際で片付けを進める中
納得いくまで黙々と熱心に練習するSさん

<感想>
クライミング時に発生しそうなリスクを想定している事もあり、前回講習会のビデオも確認し、時折教え合いながら皆積極的に取り組むことができ、とても実のある有意義な練習会だったと思います。その中で懸垂下降からの登り返しが難しかったと思ったメンバーは多く、Sさんは時間ギリギリまで練習していたほど。日頃ほとんどこのようなロープワークはしないので忘れてしまいがち。少なくとも年1回は練習しておかないと本ちゃんでいざというときにできるか怪しいと感じました。
無積雪期アルパインクライミングシーズン初頭にあたる来年6月も同様にこのような練習会を開催したいと考えています。ビレイヤー脱出だけでなく、更にカウンターラペルによるクライマー救出も練習できればと思う一方で、参加者のスキルにあわせ、もし新人さんやロープに慣れていないメンバーがいれば、部分的にロープワーク基礎も入れながら、参加者皆が有意義に思えるものにしたいと今から色々考えています。

参加者それぞれの感想も参考に記載しておきます。
N澤さん:やっぱり繰り返しやらないと忘れてしまいますね。また企画お願いします。
I口さん:お疲れ様でした。次は、登り返しがスムーズにできる様になりたいです。ダブルロープでやりたいです。
Sさん:ありがとうございました。また練習しておきます!

 

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