20221029-30 秋山合宿 黒部 下ノ廊下(上り隊)

日付:2022年10月29日(土)~30日(日)

場所:立山 黒部 下ノ廊下

参加者:上り隊=K林(CL)、F谷(行動記録)、I口(記)

※別行動で下り隊=M戸(CL)、M尾、O野、同じ阿曽原温泉小屋でテント泊

行動記録:10/28(金) 21:00 米原市近江市民自治センター集合
上り隊と下り隊に分かれて車2台で出発
宇奈月温泉駅前駐車場着 1:00 着後テントにて仮眠

【1日目、10/29(土)】
・宇奈月温泉駅 8:17始発~(黒部渓谷トロッコ列車)~欅平駅 9:33着
・欅平登山開始 9:55 → 展望台 10:30 → 水平歩道始点 10:55 → 小休止 11:35~11:45→ 志合谷着 12:28 → 大太鼓通過 12:53 → 折尾谷小休止 13:38~13:50 → 15:15 阿曽原温泉小屋着幕営

【2日目、10/30(日)】
・起床4:30 → 6:10 登山開始 → 東谷吊橋 7:35 → 十字峡広場着小休止 9:20~9:45 → 白竜峡通過 11:00 → イチロー沢スノーブリッジ通過 11:53 → 新越沢通過 12:12 → 小休止 12:23~12:30 → 黒部川沿いにて小休止13:28~13:35 → 内蔵助谷出会 13:47 → 黒部ダム駅 15:15着 登山終了
・黒部ダム駅 15:35発~(関電トンネルバス)~扇沢駅 15:51着下山→ 米原市近江市民自治センター 22:20着 下り隊と合流後解散

八日市山の会の合宿に初参加しました。下ノ廊下の水平歩道(仙人谷ダム~欅平)は、35年前に学生時代の夏合宿の一部で歩き、阿曽原温泉に入った事を鮮明に覚えています。今回は、未知となる旧日電歩道(仙人谷ダム~黒部ダム)含めた下ノ廊下全体を阿曽原温泉テント泊で行ってきました。私達上り隊が1日目のみテントと炊事用具を担ぎ、下り隊との負荷を調整し、阿曽原温泉でお互いの車のキーを交換するクレバーな作戦です。考案したM戸会長は凄い!

2日間共に天候に恵まれ、秋晴れの中、K林CLの最適なペース配分とF谷さんのサポートにより、無事初合宿参加を乗り切る事が出来ました。最高の紅葉であり、阿曽原温泉に入浴出来てビールも美味いし、スリル満点で景色も最高でした。

<状況・所感>

【1日目】

テント泊自体、何十年も山で経験しておらず、歩荷訓練も合宿1か月前から行うも平地のみ。前日の仮眠は緊張で殆ど眠れませんでした。宇奈月温泉駅の改札の体温計表示は37℃を超えており、コロナか??と一瞬血迷ったが、睡眠不足のせいにして、トロッコ列車に乗って行くしかない!!
約1時間15分の乗車ですが、カッパを事前に着込んでも寒かったです。 ↓

さあ、欅平からスタートです。3人のザックの重さは15kg前後です。ザイルや登攀具が無いだけマシですが、共同装備の分担は、一人4kg弱程度でした。これから逃げ場の無い片道切符、2日間歩き通せるか?? ↓

水平歩道開始点までの1時間の急登に苦しみましたが、その後は名前の通り水平ですね、、↓

撮影スポット大太鼓って所です。よくくり抜いて道を作った先人に感謝です。↓

トンネルを抜ける箇所が有りました。ヘッドランプ必修。↓

登山開始後、5時間半弱でようやく阿曽原温泉小屋テント場に到着。すでにテントが満杯で、水場の前に唯一6~7人用テントを張る事が出来ました。15分程遅れて下り隊と合流。下り隊、ムチャ早いやん。↓

第一目的の阿曽原温泉の入浴を完了させました。大混雑でイモ洗い状態でしたが、大満足!!ホッとした後はビールで乾杯!!止められません。M尾さんプロデュースのアゴ出汁ベースのキムチ鍋は絶品でした!!↓

2回目、3回目の入浴をした方もおられましたが、私は昨日寝れなかったので、夜8時過ぎには就寝。

明日の体力は持つのだろうか?

 

【2日目】

朝3時頃より周りのパーティーがゴソゴソ騒がしい。4時半起床でした。今日はテントや炊事道具を下り隊が担いでくれるので、少しは気が楽ですが、昨日より約1.8倍の工程。6時過ぎにスタートして、急登に耐え、仙人谷ダムを超えて、まずは東谷吊橋へ。なかなか揺れて怖いです。↓

S字峡です(多分)。元々渓流釣り師(毛バリ釣り専門)の私は、時折見えるイワナが気になって気になって、、、、30センチ以上クラスがウヨウヨでした。↓

そして、憧れの地、十字峡に到着。画像分岐左側の剣沢の先に、幻の剣沢大滝が有ると想像するとゾクゾクします!近くまで下りられるので行きました。K林CLのスペシウム光線が眩しい!!↓

こんな所を多々通過していきます。登山道の危険個所に設置されている番線やロープがあるので恐怖感は少ないですが、油断禁物!!↓

白竜峡かな?いかにも黒部渓谷!!というエリアを通過していきます。それにしても、イワナが気になって、、、油断禁物!! ↓

次第に雪渓が現れ、今期最後まで通過できなったとされるイチロー沢のスノーブリッジを通過していきます。本当は、止まって写真撮っている場合では無いのですが、、、↓

 

振り返ると、ストレートな黒部渓谷、カッコ良すぎる!!↓

丸太道が至る所にありました。画像は異なりますが、1日目に丸太階段で2回踏み外して1回転倒しました。2日目にはコツが掴めて安全に歩けました。丸太階段は、靴の土踏まずの部位に丸太のRを添わすと安定する様です。↓(画像は丸太階段ではありません)

ようやく黒部ダムが見えました。ラスボスです。急登でバテバテ、ノックアウトされました。↓

結果的に、予定通りの時間(15:35発)に黒部ダム発の関電バスに乗る事が出来て安心しました。黒部ダム発の最終便(17:35発)に乗れなかったら、と思うとハイプレッシャーで初日の仮眠も出来ない状態でしたが、何とか歩き終える事が出来たのは、K林さんとF谷さんのサポートに感謝です、有難うございました。春山、夏山と都合が合わず参加できなった合宿ですが、ようやく今年の目標としていた初合宿参加を達成できました。今回の合宿用に昨年より大型ザック、寝袋とマット、縦走用重登山靴等、を少しずつ揃えたので、また泊まりで何処かに行きたいな!!

帰路、事故渋滞に阻まれ、予定より1時間半程度遅くなってしまいました。

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