2022年6月18日(土)、天候:曇り
参加者:N澤、M尾、F谷、S伯、O橋、M戸(報告者)
場所:白山(石川県白山市)
目的:北アルプス夏山合宿に向けた歩荷訓練
<行動記録>
別当出合6:13発 → 中飯場 6:52着(小休止) →別当覗7:42着 → 甚之助避難小屋8:12(小休止) → 南竜分岐8:55着 → 黒ボコ岩9:50着(小休止) → 弥陀ヶ原・エコーライン分岐10:12着 白山室堂10:29着(お昼休憩) 11:13発 → 白山山頂(御前峰) 11:54着(小休止) → <御池めぐりコース> →翠ヶ池12:38着 → お池めぐり分岐12:51着 → 白山室堂13:28着(小休止) → 弥陀ヶ原・エコーライン分岐13:55着 → <エコーラーイン経由> 南竜道・エコーライン分岐15:15(小休止) → 南竜分岐15:36着 → 甚之助避難小屋15:49着(小休止) → 別当覗16:21着 → 中飯場16:48(小休止)→ 別当出合17:30着
<状況・所感>
今年も夏山合宿に向けた歩荷訓練で白山にやってきました!!
今年の夏山合宿は、剱岳をターゲットとしております(^_^)/
新人・若手が増えて楽しみな反面、M戸は昨年あたりから持病となってしまった腰痛で、どこまで担げるのか身体と相談しながらの参加でした。M戸とM尾さんは、今シーズンに別計画で剱岳チンネにも行く予定で、M尾さんはルート途中の雪渓を歩くのに、まだ12本爪アイゼンやピッケルを使ったこと無いということなので、M戸のアイゼン、ピッケルをお貸しての練習も兼ねてます。
別当出合駐車場に到着したのは5:40頃。すでに駐車場は満車近くになっていて、まだ続々と車が入ってきます。駐車場を出る6時過ぎには、ほぼ駐車場は満車でなんて、人気の山なんでしょうと改めてビックリしました。
出発直前、駐車場はすでに満車
この後、路駐も多数あったようです。
今回の歩荷は、N澤さん、M尾さんは約20kg、M戸は20.5kg、S伯さんは16kg、O橋さんは14kg、久しぶり参加のF谷さんは無理せず10kgに重さを設定してのスタートです。M戸がバネばかりを持って行くのでつねにチェックしながら〜ということで(笑)
吊り橋を渡って登り始めますが、ペースに慣れるまではしんどいです(^_^;
吊り橋を渡る
今の時期は、あまり種類は多くはないですがお花がキレイに咲いていました。これからが本格シーズンですね。
最初の急登に咲く花
名前がわかりません(^_^;
最初の急登を登りきる
F尾さんとO橋さん
S伯さんとN澤さん
別当覗を過ぎた辺りの急登
この辺りはシーズンになると
色々な花が咲きます
花びらの付け根がピンク色の
かわいい花が咲いていました
名前がわかりません(^_^;
天気は終日曇りで、歩荷にはちょうどよい感じです。甚之助避難小屋は、シーズン前でまだ閉まっていて冬期用トイレしか使えなかったです。山開きは7月1日からなので、そこからは普通に使えると思います。
甚之助避難小屋
まだ閉まっていました
休憩するメンバー
背後には別山
南竜分岐から観る別山と
手前に甚之助避難小屋
砂防新道の残雪は上の方にはあり、例年通りくらいの残雪量でしょうか。十二曲がりより少し手前の雪渓が傾斜強かったので、ここでアイゼンを履いて、M尾さんのアイゼン・ピッケルトレーニング開始です。ちなみにアイゼンを装着しなくても十分登れます(笑)
例年ぐらいの残雪量
この辺りはアイゼン無くても
十分歩けます
ここでアイゼン装着
無くても十分登れますが
訓練です(笑)
人生初の
アイゼンとピッケルを
装着するM尾さん
急登の十二曲がりでは、延命水が枯れていましたね。もともとチョロチョロしか流れていなかったので、枯れることもあるのでしょう。黒ボコ岩まで到着するとかなり楽になりました。木道を歩いて少し登って白山室堂到着です。
十二曲がりを登る
M戸とM尾さん
十二曲がりに群生する
ミヤマキンポウゲ(かな?)
黒ボコ岩付近から
別山を望む
木道を歩いて、もう少しで
白山室堂へ
白山室堂に到着
ここで山頂から御池巡りをするかをメンバーと協議しました。もともとは御池巡りをしない計画で、オプションとしていました。下山は1時間程遅くなるがどうするか。。。竜の目を見てみたいというメンバー多数という事で御池巡りへ行くことに決定!白山室堂でお昼休憩を取ってから御前峰(山頂)へ。
山頂から大汝山方面の
御池巡りコースをパチリ
被写体はO橋さん
山頂でメンバー全員
記念撮影
山頂では、ウクライナ人とロシア人の女性が仲良く写真を撮っていました。国は戦争しているけど、私達には関係ないね。平和よと。和歌山から来たホラ貝を持ったお二人と皆で仲良く記念撮影したので、撮ってあげました。山で繋がる平和っていいですね。ちなみにその写真はないです。スミマセン(笑)
御池巡りで、翠ヶ池の竜の目を見てきました!!といっても目が大きくなりすぎて、涙目になっていたのはご愛敬(笑)しっかりとした目を見ようとおもったら6月上旬が良さそうです。
御池巡りコーススタート
かすかに日本海が見えます
ここから急勾配があり御池へ
翠ヶ池の竜の目
というより涙目(笑)
白山室堂への帰路
残雪に赤目印で
ルート示しています
下山は、6本爪以上のアイゼンを皆が装備していたのでエコーラーイン経由としました。途中、弥陀ヶ原・エコーライン分岐からの弥陀ヶ原は、残雪多く、踏み跡は無くガスも出ていたので、先頭のM戸が地図とコンパス、スマホのGPSを使っての読図で前進していきます。GPSは現在地はわかりますが、それだけでは歩く方向がわからないので読図必要です。私達を抜かして前を歩いていた別パーティが何も考えずに歩いていて、登山道とは別の方向に歩いて居たのはご愛敬(笑) その別パーティは、あとから私達を追いかけてきました。読図はとても大事ですね。
踏み跡が無い弥陀ヶ原の
残雪路を、地図とコンパス
GPSも駆使して進む
登山道が見えるところまで
進めました
南竜道・エコーライン分岐近くの急勾配は、残雪が思いっきり残っていて、6本爪以上のアイゼンが無いとかなり厳しい傾斜だったので、アイゼンを装着して下りました。アイゼンに慣れていない一部メンバーは、怖がってなかなか下りられず少し時間がかかりましたが何とか分岐まで下りることができました。この時期の残雪は雪がザクザクなので急勾配ではアイゼンが決まりにくいのですが、勾配を怖がって腰が引けると足が雪面に対して水平にならずにアイゼンの爪が全部刺さらず且つ重心も抜けて、余計にアイゼンがうまく決まらないため滑り易いんですよね。この辺りはアイゼンへの慣れが必要です。冬期始まった際の雪上訓練で練習できればいいですね。
南竜道・エコーライン分岐
近くの急勾配をアイゼンで。
雪が無ければ、整備されたつづら折れ
になる所です。
急勾配から
南竜と別山を望む
ちなみにM尾さんは、この下りでかなりアイゼン歩きが上手くなっていました。さすがです。長次郎雪渓と三ノ窓雪渓歩きよろしくお願いしますね!!
その後の南竜分岐近くからみた別山や別当出合方面の景色がキレイでした。写真ではなかなか伝わらないですが。
しんどかった所を越えたあとなのか
景色がとてもキレイに感じました
結構皆さんヘトヘトになって下山です。ちなみに、M戸は、4Lの飲料水(いつものOS-1です笑)を飲んで、下山時は飲んで減った分以外はそのままの16.5kgと担ぎ切りました〜。途中継ぎ足さず20.5kgをキープできなかったのはご愛敬というで(笑)持病の腰痛があっても、なんとか本ちゃんや夏山合宿はいけそうです。他は、O橋さんも飲料水を飲んで減った分意外は担ぎきりました。他メンバーは、実は、、、途中重りを降ろしてしまっていました。訓練ですから無理のないようにですね。(*^_^*)
無事に下山です
これから本格的な夏山シーズンを楽しみましょう!!