1日目
赤岳山荘05:42→行者小屋→阿弥陀岳分岐→阿弥陀岳→中岳のコル→行者小屋→中山乗越→赤岳鉱泉15:14(泊)
2日目
赤岳鉱泉7:52→赤岳山荘8:56
感想:
私は、今回が初めての厳冬期南八ヶ岳でした。
日曜は悪天候が予想されたため、赤岳主稜もアイスもなしで下山だけの予定になりまあまあテンション低めなM戸氏。
私は、すべてが初めてなのでドキドキでした。
「阿弥陀北稜は3ピッチやし、なんなら最後はコンテやから登攀はあっという間に終わるで!」と上から目線なM戸氏。
予定してたことを諦めなくちゃならなくて、テンションも落ちてる事ですし、すべてリードで頑張ってもらいテンション上げてもらいましょう。
早く阿弥陀岳に登れたら赤岳まで縦走して地蔵尾根から降りようという話をもらい、それは嬉しい!と私は更にテンション上がる。
スタートは赤岳山荘から。
朝の冷え込みは、さすが南八ヶ岳。-20℃近くまで冷え込みました。
さくさく進み、あっという間に行者小屋。ここで支度を整えて、腹ごしらえもして、いざ阿弥陀岳へ。
北稜の取り付きを目指して、樹林帯へ入っていくこと3、4歩。一瞬で雪におぼれてもごもごしているM戸さん。
トレースもないので、念のため持ってきたワカンをここでつけ、意気揚々と歩き出し3、4歩。
またもや動けなくなっているM戸さん。どうやら、足を攣ってしまったようだ。(あれ、今日早くないか?)
対処しながらぼちぼち上がってくるものの、ペースは上がらず。(なんか辛そう。)
しかも、樹林帯を10歩くらい歩いたら、先行者のトレースに出会いワカンいらずに!(まじか!笑)
ジャンクションピークを越え急な斜面に差し掛かるも、振り返ると遥か後ろにしんどそうなM戸さん。(えー!!大丈夫!?)
岩稜が見えてきた当たりから、M戸さんのGPSに惑わされ、取り付き迷子になる。
変なところをトラバースしようとしてズルズルと滑落していくM戸さん。(え~!!まじか。)
その時は、これがバリエーションか!そやな、バリエーションやもんな!と思ってましたが、冷静に振り返ると、それはもう教訓にすべき山行だったなとしみじみ。
(M戸さんはどう思っているのか今度の例会で。)
まあそんなこんなで、タイムロスが続き、オプションの赤岳縦走の夢は消え、取り付きでは後続に追いつかれ、焦りながら(何に焦っていたのか?)の登攀開始。
短いピッチでも、高度感はしっかり感じるし、怖かったですが爽快でした。金毘羅のアイゼントレ頑張ってよかったー!と思いました。
あー、なんかテンション高いですね。楽しかったのは楽しかったのかも。色々ありましたが、山は好きです。それは、変わらない。
山頂に抜けたときの達成感は、嬉しかったですが、M戸さんの疲労感とやつれ感は過去1で。「さっさと片付けてさっさと下るよ!」と急かされ、山頂は即行で退散。
M戸さんが行動不能になったら、、、。という最悪のケースを想定しながら歩き続け、中山乗越を過ぎ、赤岳鉱泉についてほっとしたら、
頭が最強に痛くなって夕食までの2時間くらい寝ました。(薬飲んで寝たら治りました。)
救いだったのは、2日目が好天でなかったこと。
いろいろ、学びにつながる?山行でした。
ありがとうございました。