日付:2021年10月2日(土)
参加者(敬称略):M戸、W(記)
行程:北尾根マルチ練、Y懸の頭で懸垂下降の練習、ホワイトチムニーでスポートからの予期せぬ鬼のアンカー構築特訓
感想:
8月にオーバーワークで体を痛めてから、リードもボルダーも全然登れない日々が続いていました。そんな中、せっせとクライミングシステムの勉強に励んできました。
とにかく、憧れのバリエーションルートに行くためには学んで力をつけておくべきことがほんとに多い。
いつか、練習したことが実を結べばいいなと思いながら、今回は金毘羅に行ってきました。
前回は、前尾根でアンカーはだいたいしっかりしたボルトが打たれているルートでのリード練習。
今回は、北尾根で立ち木を利用したアンカー構築の練習をすることに。
北尾根は、今年2月に初めて登りリードしたときより、落ち着いて納得いく登りができた気がします。
3ピッチはほんとあっという間に終わり、そのままY懸の頭まで練習を兼ねて登ることに。他にパーティーが全然いないので、途中ヘビにも遭遇。
最後は頭に到着後、岩の角とラペル、ハーケンの3つがある中でどうアンカーを構築するか1人試され、無線機も無い、声もあんまり届かない中、とりあえず、考えて考えてベターを出してみましたがM戸さんから手持ちのギアでさらに良くするお直しをされた図がこちらです。
創意と工夫。あるもので確実なアンカーシステムを作ることは、人に気を遣う以上に気疲れしました。
ちょっと食べて休憩したら、Y懸の頭から懸垂下降の練習。
このポイントで懸垂下降をするのは初めてだったのでワクワクしてたら、びっくりするくらいすぐに終了。いつも横目に見すぎて期待しすぎました。
ロープを回収してMK行くかチムニー行くか迷った挙げ句、私がサラワリを触りたいが為にチムニーへ。
M戸さんリードでロープをかけてもらいTRでムーブ確認後、チャレンジするも1テンして終了。
時間は、ちょうどお昼を過ぎたくらいで『もうお腹いっぱいになったし、帰ろう!』って、言おうとしたら謎にスイッチの入った鬼教官が。
『ノーマルとチムニーそれぞれ登ってアンカー構築してロワーダウンしてきて。チムニーは、最後もう一回登って回収して懸垂で降りてきてね。』と。
どちらも、リードした事無し。想定される必要なギアを自分で考える。とりあえず、ヒントに『ノーマルのアンカーには利用できそうな立ち木がある。』との事。
自分のスイッチがoffになった後に、創意と工夫の試験が突然始まりました。
まあ、やり切ったわけですが、1日の最後にめちゃくちゃ疲れました。
グレードはノーマル5.6、チムニー5.4で厳しくないのですが、それよりハーケンが古くてカラビナが入りにくくておい!ってなったり、立ち木の生え方が絶妙すぎて、どれをどう利用するか考えたり、、、自分で作ったアンカーが不安で急に信用できなくて怖かったです。(M戸さんにチェックしてもらってからロワーダウンしました。)
立ち木で懸垂下降するのは初めてで、準備の段階から神経を使いとても気疲れしました。
リードするようになり、実践する機会が増えつつも、まだまだスタートラインに立ったばかりで。まだまだ道のりは長いな〜。神経めっちゃ使ったな〜。疲れたな〜。疲れたな〜。と、思った1日でした。
色々、試したり確認したりできてよかったです。