20201025金毘羅アイゼン歩荷トレーニング

日時:2020年10月25日(日)日帰り、晴れ

参加者:O田、M戸、N澤(記)

目的:冬山合宿  剱岳(早月尾根)に向けてのアイゼン歩荷訓練

行動記録:

Y懸尾根取り付きでアイゼンやハーネス等装着、ザックに石入れ重量調整→Y懸尾根〜Y懸尾根の頭 1往復→ 北尾根取り付き →北尾根でロープクライミング → Y懸尾根頭 → Y懸尾根取り付きへ下山

冬山に向けてのアイゼン歩荷トレーニング。

Y懸尾根取り付きでハーネス等準備中、O田さんが「これいつも憂鬱なんだけど、なんとかやっつけたら、冬山行けるって思えるんだよなあ…」といった意味のことをつぶやかれたのが印象的だった。

思えば、中止となった春合宿前にも来ているので、今年2回目の憂鬱。

春は初心者ということで歩荷はなしだったが、今回はザックに石を詰めて17kgに調整。M戸さんは20kg、腰を痛めているO田さんは14㎏でスタート。

岩に取り付くなり、肩・腰にずしっとかかる負荷は、やはり春のときとはまったく違って、かなりの緊張を強いられる。本来、冬用手袋装着を想定しての軍手と、ピッケルを使っての登攀ということだったが、この負荷ではとても危険な感じがしたので、手袋はなし、ピッケルもザックに戻して進むことにした。

進むにつれて汗は吹き出し、体中の筋肉がフル稼働する感じ。とくにふくらはぎの筋肉が悲鳴を上げている。

ついつい、がしゃがしゃと進んでしまので、O田さんに、前爪をしっかりとかけて少しずつ確実に足を上げていくようにとアドバイスを受ける。

Y懸頭到着後、すぐに下山開始。登りよりも、やはり下りのほうが怖い。急坂を上から見下ろすだけで憂鬱になる。下りでは何個所かロープを出してもらった。

Y懸尾根取り付きに着いて軽く昼食をとり、次は北尾根取り付きへ。M戸さんリードで、3人でのマルチピッチクライミング。やはり、重量を背負っての登攀はかなりの緊張を強いられる。足元が不安なのでどうしても手の方に力が入ってしまう。ここでもしっかりと前爪をかける意識が必要だということを痛感した。

登攀終了後、Y懸尾根の頭まで登り、その後取り付きまで下山したが、時間的にきびしかったので、本日はこれで終了となった。 春もそうとう疲れたことを覚えているが、今回はそれ以上に疲れた。

ザックのフックの使い方間違い(ピッケルの外れ)、ハーネスへのギアの取り付け忘れ、フォロー時のギア回収忘れなど、いくつも初歩的なミスをしたのが情けなかった。これらのことをしっかりと反省して、実際の山行に活かしたいと思った。O田さん、M戸さん、ご指導ありがとうございました。

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