20200927 藤内壁 中尾根 岩トレ

投稿が遅くなってしまいましたが報告致します。

日時:2020年9月27日(日) 8:30〜15:00 日帰り

山行者:H藤(CL)、T井、M戸(報告者)

目的:中尾根でのマルチピッチ岩トレ

行動記録
北谷橋 下部駐車場 → 藤内小屋 → 藤内壁 中尾根「P4(展望台)【Ⅴ】・2P → P3(ツルム)【Ⅴ】・2P → ツルムのコルへ懸垂下降 → P2・1P目【5.10b】(途中敗退)  」→ ツルムのコルからトラバースしP4の1P目終了点 → モンキーバック終了点へ懸垂下降 → モンキーバック経由で下山し中尾根バットレス取り付きへ → 一の壁(昼休憩) → 裏道登山道 → 藤内小屋→下山(駐車場)

所感
藤内壁でも一番奥にあり、取り付へアプローチしにくい中尾根でのマルチピッチクライミングの岩トレ。
天候は冬型気圧配置となり、強風と寒さに震えながらの登攀。
P4は、リードH藤CL でセカンドはM戸、ビレイはT井でスタート。クラック・チムニーの中に入り込み過ぎると苦しい。P4・2P目はM戸がリードでさせてもらった。簡単な所で距離短く直ぐに終わったがリードできて良かった。P4は今回2Pに切ったが距離的に1Pで十分だと思う。

P4スタート

P4登攀中のH藤CL

ビレイ中のT井

P4 2P目をビレイ中のM戸

そこから少し下りてP3取り付き。リードH藤CLで同じくセカンドはM戸でビレイはT井でスタート。クラックを楽しみながら1P目を越えると直ぐに2ピッチ目の懸垂ポイント。ここもピッチを切らずに懸垂ポイントへ行った方が良さそう。

P3登攀中のH藤CL

ツルムのコルへ懸垂下降中のT井

P2はダイレクトルート【5.10b】を登る。ここが中尾根の核心部。リードはH藤CL。1ピン目は簡易アブミで登る。2ピン目のハンガーボルトが外れており、かなりヤバイ状況であったが、H藤CLの渾身のクライミングでカムを何とかセットして1P目の終了点へ。続いてM戸が登るが、1ピン目ハンガーボルトにかけた簡易アブミに手こずる。簡易アブミの上に足を入れて立ち上がるが、手が届くところに良さそうなホールドが無い。そうこうしている内に雨が降り後続パーティも来たことから、H藤CLから撤退か登るかの判断をするよう指示が出た。風が強く雨降りでとても寒い状況でもあり継続するのは難しいと判断し撤退とした。

P2核心部 登攀中のH藤CL

核心部抜けた!!

P2核心部登攀中のM戸
手こずり時間切れで登れなかった。

残念でならずリベンジはしたいが、季節的には更に厳しくなるので、リベンジは来年に持ち越しとなった。
尚、中尾根の下降路は、以前はツルムのコルからダイレクトで懸垂下降するのが主流だったようだが、最近は落石が多く危険だということでトラバースしてP4展望台へ抜け、そこからモンキーバック終了点へ懸垂下降し、アプローチシューズに履き替えて下降路を下りるのが主流。

P4展望台からモンキーバック終了点へ懸垂下降中のH藤CL

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