20220515 藤内壁 岩トレ

日時:2022年5月15日(日) 6:30〜20:00
天候:曇り一時小雨
参加者:K林、S島、M尾、M戸(報告者)
場所:御在所岳 藤内壁 一の壁、前尾根(三重県)

<行動記録>
駐車場 6:30発 → 藤内小屋7:00(小休止)→藤内壁 一の壁 8:10着 → 登攀開始 8:30頃 3ルート(Ⅳ+)、ダイレクトルート(Ⅴ)、左ルート(Ⅴ)→ 前尾根へ移動、P7取付き12:00頃着 → 先頭パーティ登攀開始 13:00頃 →先頭パーティP3登攀終了 17:10頃、後パーティ登攀終了 17:45頃18:00頃下山開始→駐車場 20:00頃着 下山

<状況と所感>
5月22日のブログが先にアップされましたが、前週15日の岩トレも一応アップしておきます笑
今シーズンの本ちゃん(無積雪期アルパイン)クライミングに向けて、岩トレ(マルチピッチクライミング練習)。当初はM尾さんとM戸だけでしたが、鬼ヶ牙で一緒に登攀したK林先生とS島さんも参加で、4人パーティで練習することに。
M尾さんに、一の壁を3〜4本と、前尾根を全ピッチリードしてもらうのが今回の課題です。前日が雨で、晴れ予報の本日は、前日登れなかった登山者も含めて入山者が多そうな感じだったので、集合時間を早めて裏道登山道駐車場に6:15分ぐらいに到着。しかぁ〜し、既にかなりの車が駐車していました。イヤな予感〜(^_^;
天候は曇りで予報では徐々に回復方向に進むとのことで、天候はあまり気にせず、まずは一の壁へ。

藤内壁の全景

一の壁に到着したら、別パーティで来ていた、N澤さんと元会員の方含め3人の方が先に到着して登っていました。

2ルートをフォローで登る青い服のN澤さん

私達のパーティは、S島さんは前尾根に向けて体力温存ということで一の壁は登らず、K林先生、M尾さん、M戸の3人で、それぞれリードする事となりました。まずM戸が3ルートをリードで。前日が雨だったということで、下部は一の壁名物の岩濡れ笑。まあマシな方ですね(^_^;

3ルートをリードで登るM戸

3ルートを登るM尾さん
待ちのクライマーが増えてる〜

3ルートでフォロービレイ中のM戸
撮ってもらうことが少ないので
貴重な一枚(笑)

次は、K林さんがダイレクトルートをリード登攀。一の壁で一番高い40m程あるルートです。ハング越えとその上が核心部。

K林先生
ダイレクトを発進!!

リード登攀中のK林先生

フォロー登攀中のM尾さん
下からみるとこんな感じで高い〜

フォロー登攀中のM戸
久しぶりのダイレクトを堪能して
思わずポーズ笑

 ダイレクトを登ったところで下を見ると一の壁にクライマーがわんさか集合して混雑し始めていました(^_^;
で、前尾根の方も観ると、全ピッチにパーティが張り付いて大混雑中〜多いとは思っていましたが、ここまで多いとは思っていませんでした。一の壁、前尾根ともクライマーで大混雑です(^_^;

前尾根の全景
少し晴れてきました

P5の拡大写真
クライマーが沢山張り付いています〜 

次は、M尾さんが左ルートをリード登攀。ハングの所が核心ではありますが、ダブルロープを使うということで、トラバースとなるところのロープの流れを如何にスムーズにするかの方が核心になります。そこをどうやりこなせるか〜

M尾さん、左ルートを発進!!

左ルートの核心部を越えたところ。
ここからがダブルロープの構築本番

M尾さん、うまくロープの支点をつくって
ダブルロープをさばいています。

 一の壁は、地元クライマーの方が沢山来られていて、挨拶祭り(笑)で、大混雑にもなっていて、12時前と良い感じの時間だったので前尾根P7へ移動。本来なら、この時間になるとP7には誰もいないはずなのですが。。。

 P7取付には、まだ3パーティも待ちが。。。(^_^;
且つ、セットしたカムが抜けずに残置となって必死に抜こうとしているパーティがありました。1時間待ってやっとスタート。まずは、M尾さんとM戸のパーティから、次にK林先生とS島さんのパーティの順番で。その後には、N澤さんのパーティがP7取付に来ましたが、時間が遅くなったのでP6まで登って下りて帰るとのことでした。

P7取付で、皆でポーズ

K林先生とS島さんのパーティも
いよいよスタートです。

 M尾さん、カムセットも行いながらでしたが、時折、中間支点を取るポイントが良くなく、ロープの流れが悪いところがあったところはM戸が指摘しながらの登攀です。場数はまず必要ですが、どこがどう良くなかったか理解しながら、失敗から学んでいくことが大事ですね。

失敗しちゃったのポーズのM尾さん笑
P6終了点にて

 前尾根下部では渋滞し、渋滞が無くなってもトポを確認したり、後パーティを待っていたりしたので時間がかかっていましたが、登攀は順調に進んでいきました。途中小雨が降ってきたりで寒くて、天気予報外れてるやん!!と皆で文句を言ったりしながら談笑し楽しい登攀となりました。

P4取付のテラスで休憩中

 

P4登攀中のM尾さんにビレイのM戸

P4でのM尾さんのカムセット
上手く使いこなしています

P4前半の終了点で
フォロービレイ中のK林先生

P3終了点で、岩にメインロープを巻いて
セルフを取ってフォロービレイ中の
K林先生。経験の技ですね〜

 P3終了点には、18時前とかなり遅い時間に到着してしまったので、P2ヤグラは断念して下山。途中暗くなってヘッドランプを付けながら駐車場には20時頃着とはなりましたが、今回はクライマーで大混雑の中で、一の壁や前尾根を登攀でき、充実した一日でした。

 今回は藤内壁 岩トレのシーズン始めでしたがM尾さんの成長が著しかったです。その前に小川山でのクライミング春合宿や鬼ヶ牙マルチでの経験がかなり大きかったよう。5月22日のブログ報告の通り、無事に藤内壁を卒業でき、本ちゃんが挑戦できる技量へクリアとなりました。

M尾さん、本ちゃんに向かって頑張りましょう!!

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