20220116 山岳指導員研修会(積雪期) 兼山岳技術研修会

日時:2022年1月16日(日) 9:30〜16:00
天候:曇りのち晴れ
場所:大津市北小松 比良げんき村 宿泊棟(旧 山岳センター)
参加者:N澤、M戸(報告者)
主管:滋賀県山岳連盟 指導委員会
目的:滋賀県山岳連盟 山岳指導員の育成及び会員の登山技術習得
研修内容:冬期山岳に於ける自己防御の習得
・冬山装備
・自然からのリスク管理/防御技術
・ロープワーク等

https://shigagakuren.com/wp-content/uploads/2021/11/ed4966013e20183d3285113363bd9ee6-3.pdf

研修の模様:
毎年恒例の滋賀山岳連盟主催の技術研修会に、八日市山の会からN澤とM戸が参加したので報告する。今回M戸は指導委員会の指導技術委員という役員の立場で参加した。当研修会には我々山岳会以外にも滋賀県山岳連盟の他山岳会や一般から多数の参加があり、講師を含め総勢18名が参加した。

比良げんき村の受付
前日まで積雪多くここまで車で
入ってこれなかったとのこと

 本研修は、雪上の実地研修となることが多いが、今回は机上研修と屋外でのロープワーク研修という構成で、じっくりと基礎的な冬山登山技術を理解し習得できる場となった。

机上研修は『今更聞けない登山技術・雑学』ということでディスカッション研修。3つのグループに分かれて、積雪期に関する設問をグループで話し合って回答して、全体でもディスカッションする内容。机上だったが様々な事について議論が深められた。その後に気象について学ばせて頂いた。

宿泊棟の研修会場
講師からの登山技術についての講義

3グループに分かれてのディスカッション

3つの設問
「冬期の天気図読み」
「雪上テント泊での生活」
「雪山山行計画のシミュレーション」
について各グループで
ディスカッションした

午後3時からは、屋外でロープワーク研修が行われた。基本的な雪山確保技術ということで、中間支点のあるFIXロープの貼り方、そこからの引き上げ、1/3システムについて説明があった。

最初の支点である木にロープを巻き付ける
巻き付けるだけでも外れない

中間支点を構築

後で緩められるように
スリングで巻き付けておく

中間支点から最終支点へロープを引き込む

ロープを最終支点で張り込む
屋外の研修状況全景

最終支点ではロープを引き込み
テンションをかける
かけすぎ注意

ビレイデバイスを用いて
引き込むとより楽にできる

ある程度引き込んだら
ミュールノットで
仮固定する

1/3システムを構築しロープを引き込む
救助の世界ではよく使われている

とても有意義な研修会だった。次回開催では、より多くの会メンバーが参加できるのを期待します。

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