竜ヶ岳道標リメイク登山

日時 2021年10月23日(土)

天気 晴れ

参加メンバー:I川、K合(安)、K保、N澤(報告)、S近(先輩会員)、S川(先輩会員)、会員外2名

 行動記録

永源寺支所前駐車場6:00 →古語禄谷登山口6:50 →重ね岩10:30 →竜ヶ岳山頂11:00 →道標の補修と昼食 →太尾尾根P962 12:40 →白谷越13:14 →太尾最高点P770 13:40 →長池13:50 →P553 14:40 →太尾登山口(焼野)15:00 →古語禄谷登山口15:15 →奥永源寺道の駅、池田牧場経由後解散

感想

鈴鹿の山の中に、八日市山の会の先輩たちによって、山頂に道標が建てられている山がいくつかある。

これらの道標は30数年の風雪でだいぶ傷んできていることもあり、近年、補修をしようという話が出ていたそうである。そして、6月に、まず雨乞岳の道標補修が行われ、今回は竜ヶ岳の道標を補修するということになり、私も参加させてもらうことにした。

今回の山行に参加したのはボランティアの気持ちもあったのだが、古語禄谷から入り、下山は太尾尾根を下りるというバリエーションルートだったからである。竜ヶ岳の登山ルートは複数あってどれも登っているが、今回のルートは初めて。 “古語禄”という名前にも惹かれるものがある。由来はいったいなんなんやろう。

さて、古語禄谷の入山口に駐車後、下方に川の流れを見ながら歩きやすい道を進む。人がほとんど通っていないために道は苔むしており、歩くのに忍びないぐらい。

しばらくして河原に下り、何度か渡渉を繰り返しながら、川沿いを進む。

ベテランのK合さんによると、このような赤テープもない場所では、川の両岸の様子を見ながら渡渉ポイントをしっかりと見極めることが大切とのこと。

進行方向を見定めるK合さんとゲスト女子2人

何度目かの休憩後、「N澤さん、いっぺん先頭歩いてみるか!」と言われて、先頭を歩かせてもらう。ここまでは川沿いに進んできたわけだが、ここら辺りから尾根筋に進もうということで、地図上には破線も書かれていない尾根に狙いを定めて進むことに。

といっても、スマホのGPSアプリで随時確認しながらなので、本当の地図読みとは言えないが、しばらく歩いて目的の方向へ正しく進んでいることがわかるとうれしいものである。

急登の尾根を登り始めると、今回ゲスト参加で山登り経験のほとんどない女子二人がへばり始めた。初めての登山でいきなり道なき道を歩かされ、山歩きに慣れていないことと恐怖感とで相当疲れたのだろう。途中で感想を聞くと、「崖ばっかりで…」とのこと。崖(笑)。

なんとか想定通りの尾根を進み、ようやく通常の登山道に出た。重ね岩の少し手前辺り。

風が強い。重ね岩に登ってポーズを取っていたら、突風で倒れそうになった。あぶなー。

強風の中の女子3人

 

ようやく山頂に着くと、普通登山道から登っていたS近さんが待っていた。「あんまり寒いから、わしもう下山しようと思ってたがな」

道標のペンキ塗り。爆風の中での作業はたいへんだった。風で振られて、思うところに筆が当たらない。それと筆先のペンキが風で飛び、風下にいたK保さんの頭(帽子)に何回か飛ばしてしまい、ワンポイント入りの帽子にしてしまった。

怪しい白装束軍団

後ろから押さえていないと体が飛ばされる

作業終了後、くぼんだ所で昼食をとる。少しくぼんでいるだけで風がほとんど当たらない。太陽の光が暖かくてありがたかった。

帰りの太尾尾根も初めてのルート。最初しばらくはものすごい急坂が続く。その後、太尾のピーク前後はなだらかなアップダウンが続いた。このルートはそこそこ赤テープがあるが、それでも地形の雰囲気だけで進むと違う尾根筋に向かっていたりした。

緊張感と見たことのない風景を見ながら進むのはバリエーションのだいご味だ。

竜ヶ岳山頂を振り返って

太尾尾根ルートのガレ場

下山後は道の駅と池田牧場に寄ってから解散。

さて、あの二人のゲスト女子たちは、今後山登りをすごく好きになるのか、それとも二度と山登りなんかいかないと思うのかどっちだろう。

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