20210410-11残雪期北八ヶ岳ハイク

日時:2021年4月10日(土)〜11日(日)

参加者:S伯、O田、W(記)

行動記録:

1日目

渋の湯  →  賽の河原 →  高見石小屋 → 中山展望台 →  中山 → ニュウ分岐 →  中山峠 → 中山峠分岐→ しらびそ小屋 (1泊)

 

2日目
しらびそ小屋  →  中山峠分岐 →  中山峠 →  黒百合ヒュッテ → 唐沢鉱泉分岐 →  八方台分岐 →  渋の湯 (下山)

 

感想:

以前から一度訪れてみたいと思っていた”しらびそ小屋”。

『北八ヶ岳を歩いてみたい!』

 

『綿向山で雪山体験出来ませんでした!』

というS伯さんとO田さんと共に、憧れを叶えてきました。

 

今回の山旅のテーマは、食。

とにかく山で美味しいものを食べたい。

2時間歩くごとに美味しいものが待ってる!

そんな食いしん坊なルート設定にしたのが大正解でした。

 

〜1日目〜

旅の始まりは、渋の湯から。噂通りの塩対応を受けて、準備をして出発!残雪期にしては珍しく、ぐっと冷え込んだため雪はしまり、ところどころ凍結していて、チェーンスパイクが大活躍。とても歩きやすく快適でした。

寒さを心配していた、S伯さんも大丈夫そう。朝の森歩きは、最高に気持ちよかったです。

 

初めての八ヶ岳。初めて歩く雪道に

『わあ、あれはなんですか!?』

『見てください!!すごい!』

『キレイ〜〜〜!!!』

とワクワクが止まらない子ども心全開のO田さん。

まず目指すのは高見石小屋。


絶景に感動しつつも必ずやってくるのが疲労感。2人が疲れてきたら、味しいものが待ってるよ♡と励ます。



なんだかんだで高見石小屋に到着。

八ヶ岳界隈の有名人、キムタクこと小屋番の木村タクさんが出迎えくれた。

ほんと、雰囲気のあるステキな小屋。また来シーズンの冬に泊まりたい。

 

一つ目の美味しいものは、揚げパン。

これ、ほんとーーーーに美味しい。

食べたことない方、ぜひ食べてみて欲しいです。朝の9:00から食べれます。

ほっこりした後は、ザックを置いて高見石に登る。

高見石から白駒池方面。

太陽がぽかぽか暖かくて岩の上でののんびりも最高でした。パワーチャージして出発。やや急な道を歩いていく。

がんばれ〜がんばれ〜

中山展望台より。

北アルプスの山並みがはっきりと見えました。

 

つぎは、本日の最高地点中山へ。

 

初めて見る天狗岳に2人は目を輝かせていました。次回は、あっちも行きましょうね。

 

小腹を満たしつつも疲れが溜まってきた後半戦。

 

しらびそ小屋まであと1時間半くらい。中山峠からしらびそ小屋に向かう急なくだりにS伯さんは、ドキドキ。慎重に足を運んで無事クリア。

 

そうして、歩いている内に目的地のしらびそ小屋に到着。

目の前に広がる憧れの景色が嬉しくてワイワイ話してなかなか入らずに居たら、声を聞いて小屋のおばあちゃんが心配して『落ち着いたらこっちに入ってちょうだい。』と。

あったかい笹茶をいただきながら、チェックを済ませる。

リスに会える小屋との噂が本当かどうか尋ねたら、『明日の朝だね。』と。ふと壁をみると子ども新聞(宿題かな?)が飾ってあって、トップの見出しがまさかの“リスには会えず”(笑)

リスに会いたい!会いたい!って思いが強すぎるとリスが殺気を感じて逃げるらしい。子どもは期待しすぎるから殺気を出しすぎてるらしい。

 

案内された部屋からは、天狗岳の東壁が見える。

 

ほっこりした後は、急に始まったパッキング講座と山道具紹介。ザックがぱんぱんで脱いだアウターが入り切らない&肩が痛い事件に見舞われたS伯さんのザックをついに大解剖。

女子ならではの持ち物選びであったり、ちょっとした工夫で色々良くなるんですよね。ザックの背負い方もついでにレクチャー。

 

みどり池の周りを散歩して、日も暮れてきたところでお楽しみの夕ご飯〜!

ほかほかのごはん〜!

天狗岳盛りにするS伯さん

山で星が見たい〜!という事で、23:00に起きる約束をして一旦就寝。

時間ぴったりにS伯さんに起こしてもらって、颯爽と外へ。写真には収められませんでしたが、今回も流れ星を一つ見届ける事ができました。そしてあったかいシュラフの中へ急いで戻りました。(コロナ対策でシュラフ持ち込みをお願いされました。)

 

〜2日目〜

モルゲンロートを拝んで幸せの3度寝を実行。IMG_3498

 

しらびそ小屋の名物厚切りトーストを楽しみにしっかりまた6:00起きる。

殺気を出さないように、寝てる2人を置いてこっそりカメラを片手に外へ。

『ごはんまだかな〜』

すると、小屋のえさ場になってるところにホシガラスが!!!!!

 

こんな簡単に会えるなんて思っていなくて、夢中でシャッターを切りました。

すると、私の殺気を感じたのかS伯さんが外に出てきて、2人で息を殺してホシガラスを見てテンション上がる。

『ご飯だよ〜』との声に小屋に入ろうとしたら、O田さんが急に慌てだす。指差す方にリス発見!!先に小屋に入ったS伯さんもリスをガラス越しに見たのか、慌てて『リス!!』と静かに外に飛び出してきた。

 

 

ニホンリスは、思った以上に食いしん坊でシャッターチャンスが多い!400mmの望遠レンズを持ってきて良かった〜。と心から思った瞬間だった。

一通りナッツを食べて、『ハッ!』と私達の存在に気づいたリスは、全力疾走で森に消えていきました。そして、『人間が近いぞ!気をつけろー!』と言わんばかりに鳴き叫んでいました。

リスに会えて満足して、私たちも朝ごはんへ。

すると、来る来る、続々と。朝ごはんを食べるため小鳥とリスが順番に目の前に。まるで白雪姫のワンシーンのよう。

美味しい厚切りトーストとコーヒーに満たされて、また外へ行くと青い鳥が池の辺りにいました。名前はわかりませんが美しかったです。

 

そのあとも出てくる、出てくるリスたち。これが日常なのか、私達がラッキーなのか。

リスのカップルが追いかけっこしてました。春ですね。

稲子岩がキレイに見えた〜

そんなこんなで、いっぱい楽しんでお世話になったしらびそ小屋ともお別れし、中山峠を目指して歩き始めます。

O田さんは、違うパーティーの人と小屋の主のタカさんに『蓼科山荘の若女将、サヤちゃんかと思った!すごいそっくりさんね!サヤちゃんは八ヶ岳のアイドルなのよ〜。』と別れ際に言われていた。サヤちゃんが気になるので次回は、蓼科に行きますか。

数100mの急な登りも、今日は楽勝であっという間に中山峠に到着し、あっという間に黒百合ヒュッテへ。

この旅の締めは、ビーフシチュー!

朝ごはんを食べたばかりな気がしますが、そんなことお構いなし。噂通りのおいしさでペロリでした。

黒百合ヒュッテと言えば、可愛い限定アイテムが沢山売られているので、女子たちはここが山だと言うことを忘れてお土産選びタイム♪

それぞれに、お気に入りを購入し、腹も満たして渋の湯登山口へ。

あっという間に2日目も終わり、余韻に浸りながら帰路へ。

車内のBGMはDJ.S伯が担当してくれて、終始盛り上げてくれた。そして、締めの一曲に選ばれたのが“ウマーベラス”で笑ってしまった。ナイスチョイスでした。ありがとう!

 

余談ですが、この山旅でとても嬉しいことがありました。それは、大好きな写真家さん野川かさねさんからオリジナルの写真カードをしらびそ小屋の主タカさんを通じてプレゼントしていただいたことです。

山の話をつまみにお酒をいただきながら、色々話をしているうちに連絡をすぐにとってくれて、すぐに返事してくださった事にびっくり!家宝にします。

かさねさんの事を、かさねちゃんって呼ぶタカさんに嫉妬しそうでした。いや、奇跡。ほんとに奇跡。ありがたい〜。

こういう女子だけのランドネの特集記事のような山歩きも楽しいなと思いました。

今回のために色んなギアを貸してくださった方ありがとうございました。

 

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