日時:2021年2月21日(日) 9:00〜15:40、天候:晴れ
場所:御在所岳 藤内壁 3ルンゼ(三重県)
参加者:M戸(報告者)、会員外3名
講師:御在所クライミングスクール 増井 行照氏(アルパインクライミングガイド協会会員 国際山岳ガイド資格 菰野山岳会会員)
http://www16.plala.or.jp/gozaisho/index.htm
行動記録:
御在所ロープウェイ湯の山温泉駅 9:00始発 → 山上公園駅 → 一般登山道から3ルンゼへの取付 → 藤内壁 3ルンゼ 9:30着 アイスクライミング(ピッチグレード Ⅳ級) 14:40終了 → 一般登山道 → 山上公園駅 15:00着 → 湯の山温泉駅 15:40着
講習内容:
御在所地元ガイド 御在所クライミングスクールの増井 行照氏によるアイスクライミング講習の2回目で、今回目的はアイスで簡単なルートがリードできるようにということで受講しました。
講習場所は、3ルンゼ以外で希望していましたが、数日前に藤内壁に暖かい雨が降って藤内壁のアイスがだいぶ流されてしまい登れなくなったところが多数。今回も前回と同じく比較的安定して残っている3ルンゼとなりました。
御在所ロープウェイから入山し、山上公園駅からアプローチ15分程度で3ルンゼに到着。積雪が少ないので落石があってリスクあるということで、前回とは異なり尾根経由からのアプローチへ3ルンゼへ向かいました。ちなみに登り初めの朝の気温は5℃、日中は8℃近くまで上昇し、アイスとしてはかなり暖かい状況でした。昨年よりはマシだが、今シーズンも暖冬傾向みたいですね。
尾根から見る3ルンゼ全容
雪や氷が溶けて少ない
今回、アイス初心者の方が受講しているため、まず増井氏がリードでトップロープを張って各自登らせて頂くことに。前回は右側ルートが登れましたが、今回は氷が溶けて一部登れないところがあるので、左側ルートに張って頂いた。
1本目を登り始めるM戸
前回のブログと比較すると
氷の量が少ないことが
わかります。
前回、増井氏から教えて頂いた
ビレイシステムを実施するのに
ギヤ(ペツル ポーs)を買い足して実現
今回もV字スレッドの練習を行いました。短い距離でしたが実際に懸垂しておりました。
アイススクユーの別支点を作って
セルフビレイしながらV字スレッドを構築
もう一度同じルートを登らせてもらい、次はリードで登る予定でしたが、氷が溶けてコンディション良くない状態とのことでトップロープで確保しながら、別ロープをハーネスに結んで支点構築してロープかけるという擬似的なリードで登らせて頂くことに。
氷が薄くて割れたり剥がれたり
水が所々で流れていたりと
今日は氷悪いよなぁと独り言のM戸
この辺りは比較的
良い状態でした
アイススクリューで
支点構築中のM戸
湿った氷は
スクリュー入りにくい
氷のコンディションが悪く、目的であったリードはできませんでしたが、擬似的にでもアイススクリューを1ピッチ通して打つことができたしV字スレッドも改めて構築できたので良かったです。
もう少し登り足りない感じ。今シーズンは、藤内壁で3月にもう一度登れたら御の字ということかな(^_^;