20240105 蓬莱山バリエーション?ハイク

日時:2024年1月5日(金)
天候:晴れ
場所:比良山系 蓬莱山 1174.2m、打見山 1108m (滋賀県)
参加者:M戸(CL、報告者)、B知

新人のB知さんより「チェーンアイゼンを買ったので、近場で試せる山に連れて行って欲しい」とリクエストがありました。今シージズンは暖冬で、近場になる比良山系や鈴鹿山系の多くの山に積雪がほとんど無く、さてどうしようかと悩んでいたところ、、、そうだ!!蓬莱山へいけば、そこはびわ湖バレイスキー場だし、山頂付近に少しは積雪あるやろし、なんとかなるんちゃうかな?と軽い気持ちで計画したのですが、、、後半にどれらいことになりました(^_^;

<行動記録>
大津市消防局北消防署 駐車場 8:08発 → キタダカ道登山ポスト 8:25着キタダカ道 → 脇山橋分岐 9:02着 → 天狗杉 9:48着 (小休止) → クロトノハゲ 10:42着 → 打見山 11:29着 → 打見山レストラン バードキャッスル 11:41着 (お昼休憩) 12:16発 → 蓬莱山 山頂12:39着(小休止) 12:46発 → 金毘羅道下降点 12:55着 (小休止 /アイゼン装着) 13:00発 → 金毘羅峠13:17着 → RP(レスキューポイント)金ピラ峠2 13:56着 → RP金ピラ峠1付近 14:29着 → 打見谷の渡渉点 15:17着 → びわ湖バレイロープウェイ山麓駅 15:35着 (小休止) 15:41発 →大津市消防局北消防署 駐車場16:24着 下山

今回山行のGPSデータ軌跡

<山行状況>
当初計画では、びわ湖バレイロープウェイ山麓駅から船越山経由で金毘羅峠経由で蓬莱山へお気軽に行こうということで、朝一にロープウェイ駐車場へ行ったのですが開門は9時からということで断念し、以前に、クロトノハゲでのキノコ狩りで集合場所として利用した事のあった大津市消防局北消防署へ。当初計画より幾分距離は伸びるが、クロトノハゲ経由で蓬莱山へ登り、下山は金毘羅峠経由でロープウェイ駐車場だったらまあリスクも少なそうだしいいかということで計画変更しました。

大津市消防局北消防署の背景には蓬莱山
良い天気!!

今回、積雪が無いことも想定され、単なるハイキングになるのも物足りないので、磁北線地図とコンパスを装備し、読図しながらGPSでも現在地も確認しながらの山行としており、この計画変更でも印刷した地図範囲に主要な箇所は入っていたので無理の無い計画変更という認識もありました。登山口までは印刷範囲に入っていない市街地エリアだったので山と渓谷の電子地図とGPS表示を頼りに進みました。市街地で若干道迷いはしたものの、登山口にたどり着いてさあこれから本格的な読図山行スタート。

登山口にある道標
ここまでに少し道迷い(^_^;

天狗杉のポイントまでは全く雪が無く、メンバーのB知さんと秋山ハイキングみたいですねぇ(笑)とお気楽に進んで行くと、標高700m当たりから積雪が増えてきて、クロトノハゲの時点で10〜15cm程度の積雪となって、おっ!本格的な雪山かな?と思いましたが、チェーンアイゼン付けなくても十分に歩ける程度でした。

天狗杉は積雪無し

積雪が出てきて、やっと雪山らしく

クロトノハゲにて

少し上がった所のレスキューポイントにて
残置されていたダウンジャケット
降りてきた登山者の忘れ物

打見山山頂(いわゆる びわ湖バレイロープウェイ山頂駅)まで来てみると、スキー場の営業は開始されておらず。スキー場は積雪はあるものの下地の土が見えている箇所が多く、やはり営業は難しい感じ。晴れていたので眺望よく、びわ湖と雲の幻想的な景色が観られてよかったです。

打見山から望む蓬莱山
スキー場は下地見えてました

打見山から望む琵琶湖
青空とガスとコラボした
幻想的風景

スキー場のレストハウス(レストラン バードキャッスル)は、食堂営業はしていないものの、利用は自由でトイレも使えたのでお昼休憩しました。施設内でペットボトル飲料を購入しお金はちゃんと落としましたよ(笑)

レストハウスから見るスキー場
まったりな休憩でした

休憩後に蓬莱山山頂へ。急登でしたがチェーンアイゼン付けなくても十分登れました。山頂に登ると360°の素晴らしい眺望が〜なんやかんやと、やっぱり来て良かったです。(*^_^*)

蓬莱山へ登るB知さん

蓬莱山山頂
積雪ほとんど無い(^_^;

蓬莱山山頂から望む武奈ヶ岳

そして定番の山頂での記念撮影(笑)

そして下山開始です。下山時は少ない積雪でもスリップする可能性があるので、下降路手前でチェーンアイゼンを装着。

下山開始直後での琵琶湖方向の眺望
素晴らしい!!

チェーンアイゼンをやっと装着(笑)

途中、勘違い道迷いはあったものの、金毘羅峠へ到着。ここからの下降路が立入禁止になっていました。以前は何度も登っていた登山道で良く知った道であること、踏み跡があること、少し前のヤマレコ記録でも途中道が不明瞭になっているのの通れたと記録があったので、しっかりと読図しながらだったら大丈夫でしょうということでここを降りることに。

金毘羅峠

金毘羅峠からロープウェイ駐車場方向は立入禁止
以前に何度も通っているし、地図やGPSアプリも
あるので、行けると判断し入りました。

で、途中までは問題無く降りれたんですよね。RP金ピラ峠1(道標無し)となる標高約500m付近地点下側は、倒木が徐々に増えてきて、、、どエライことになっていました(^_^;

どっひゃ〜なんじゃこりゃ(^_^;
局所的な災害現場な感じ

ここが倒木多発地点

標高約500mから渡渉点までの約400mのほんの100mの間隔の箇所で、木が根っこからばったんバッタンとなぎ倒されていて、読図+GPSで、本来の登山道を通っていることを何度も確認しているにもかかわらず道がえぐれて原型を留めていない場所が多い状況でした。

磁北線地図やGPSの現在地を何度確認しても
以前は登山道だったところ、、、
原型を留めていなかったです(^_^;

倒木を越えたりくぐったり、足場も悪く、災害現場にいるような感覚でした。距離的には大したことないのに通常の2倍以上の時間がかかったのではと思います。読図ができない方だったら道迷いしたかもしれいないですね。

倒木を乗り越えたM戸
何度も言いますが、以前は
登山道
だったところを通過中

酷かった倒木が徐々に少なくなって渡渉点に。そしてロープウェイ駐車場からの登山口に戻って一安心。

渡渉点に近づくと倒木がかなり減少

渡渉点
堰堤の上を歩く

恐らく2018年9月の大型台風の影響と思われます。未だにその爪痕が深く残っていることから、現在も立入禁止のままになっている、、、と実際に通ってみて認識しました。登山道の復旧は相当パワーかかりそうで当面難しいかも。

ロープウェイ駐車場からの登山口に到着
ここから倒木は全く見えない
道標の蓬莱山の「蓬」がテープで目隠し(笑)

その後は順調に進んで下山。
お気軽のちょっとした雪山ハイクになると思いきや、結果的にバリエーションにとても富んだ??(笑)山行となりました。

下山後、今回メンバーのB知さんが、こんなんでもうコリゴリって思ってしまって嫌がっていなかったかな?と、、、恐る恐るどうだったか聞いてみると「楽しかった〜♡」と言ってもらって、、、ほっとしました(^_^;

でも、もうロープウェイ駐車場から金毘羅峠の倒木道はいかないっす(笑)

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